糖尿病の場合

生活習慣病に対する運動療法と運動様式の例

インスリン非依存型の糖尿病は食事療法と運動療法を並行して行い、血糖値のコントロールをよくしていきます。

運動療法を行ってはいけない人

インスリン依存型(Ⅰ型)はインスリン注射にて血糖値のコントロールを行えますが、インスリン非依存型(Ⅱ型)は血糖値のコントロールが難しいので、運動前に血糖値が250mg/dL以上、もしくは尿中ケトン体陽性の場合には運動を控えます。

運動はいつ行うべきか

食事後1~3時間後、インスリン注射後1時間以上後が望ましいです。

運動の様式と強度

【全身持久力】

有酸素系の全身運動(ウォーキング・サイクリングなど)を行うことで全身持久力の増強、血行促進、体脂肪の減少が期待されます。運動強度は運動中に会話ができる程度(まあまあ楽からややきつい程度)が望ましいです。

【筋力トレーニング】

日頃使わないような筋肉に対してトレーニングすることにより、廃用性萎縮が防止されます。また筋肉をつけることで血行がよくなり、基礎代謝のアップも望めます。
強度は最大筋力の60~70%の強度で6~10秒間持続できる範囲です。この際に息を止めてしまうと血圧が急激に上昇するため危険です。必ず呼吸を行いながらトレーニングを実行してください。

【ストレッチング】

全身の調整力・柔軟力を高めるために有効なトレーニングです。また運動前のウォーミングアップや運動後のクールダウンに最適です。

これらのトレーニングを組み合わせてプログラムを作ります。

運動の際の注意点

低血糖状態になる前に、運動中に糖分の補給をし、また十分に水分補給も行います。
筋力トレーニングを行う際に呼吸を止めないよう、呼吸法に十分注意してください。
運動を実施する際は主治医の指導の下で行ってください。