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さとう整形外科(山梨県中巨摩郡昭和町)

医療現場での仕事への憧れから

院長の 佐藤 信隆 先生

甲府盆地の中央に位置する中巨摩郡昭和町に2020年1月に『さとう整形外科』を開業された院長の佐藤信隆先生にお話を伺いました。

子供の頃から怪我などが多く、病院通いが多かった中で、小学校高学年頃からいつも同じ先生に診てもらうようになり医者の仕事に憧れを抱きました。医者の仕事でも「開業医や勤務医」の仕事への憧れでした。


本格的に医学部を目指そうと思ったきっかけは、中学生の頃に通っていた塾の講師が医学部生でその講師へのあこがれから、将来は医学部へ進もうと決めました。

佐藤先生は2001年に山梨医科大学医学部を卒業され、手外科専門医(肘・前腕・手・指の疾患の専門医)として、山梨大学医学部附属病院、国立病院機構甲府病院、富士川病院等で診療・手術の実績を積まれました。その後2020年1月に開業されるまでの経緯を伺いました。

現在の専門は整形外科のなかでも『手外科』です。出身大学の山梨医科大学に入局を決めたときは、山梨に残って仕事をするならば、ひとつの分野の専門医ではなくオールラウンドに診ることができる整形外科医になりたいと思っていました。しかし入局して3週間ほど経った時に恩師に、「君は『手の外科』で」という一言で、今日に至っています。専門医として学ぶため、直接指導を受けることもでき、信州大学にも通い、著名な先生方に師事しました。

手術室

思惑通りにいかないものだなと思いながらも専門医への道を進み始めた佐藤先生ですが、やはり子供の頃からの「町医者」になるという志は消えるものではなかったようです。

医師になって4、5年目のときから福島整形外科(山梨県甲斐市・現在は閉院)で毎週働いていました。そこで学んだことが開業医としての原点だったと思います。今でも当時お世話になった看護師の方には頭が上がりませんね。
その後も幸いにして先輩の開業医の先生のところで外勤先が続き、診察スタイルはその先生方から踏襲していると思います。福島整形外科では、午前診が14時近くまでかかり、休憩が30分程度でその後は手術、また夕方から19時過ぎまで午後診というスケジュールだったので、開業医のスケジュールはそれが普通だと思っていました。

アクセスのよい立地で

待合室

MRI室

昭和町西条の一角、大手スーパーの裏に位置するさとう整形外科、この土地での開業を決めた理由を伺いました。

今までで一番長く住むことになった昭和町で可能であれば開業を考えていました。また、地域(昭和町・甲府市・中央市・甲斐市など)の方に対して一般整形外科医としての診療を行うことはもちろんですが、手外科専門医のいる診療所として上肢外科の受診を希望される患者様が県外からもいらっしゃるので、甲府昭和インターから近く交通の便がよい立地を選びました。ここは病診連携(山梨大学・国立病院機構甲府病院・富士川病院・県立中央病院等)を行いやすく、各病院からの中間地点に当たります。今まで年間300件ほどの手術を開業前に10年以上行っていたので、その流れで過去に手術を行った患者さんや、そのご家族の紹介患者さんが来院しやすい場所でもあります。

カフェのような待合室、日帰り手術に対応する手術室、最新のMRI等の検査機器とリハビリ室の治療機器と設備が充実しています。

院内設備やリハビリ機器の選定などは河野秀樹先生(山梨県甲斐市・こうの整形外科院長)のご指導をいただき、十分な計画・選定を行うことができました。待合室は待ち時間が長くても対応できるように畳スペースやカフェのようなハイカウンターなど病院らしくない待合室にしました。またリハビリスタッフの発案で、どのようなリハビリ機器がどのような治療効果があるかなどを記した冊子を用意し、待ち時間を有効に活用していただいています。あとはスタッフの動線と患者さんの動線が重ならないように部屋の配置を考えました。

患者さんに丁寧に伝えることを大切に

リハビリテーション室(作業療法スペース)

診療理念を『安心して受診、治療のできる診療所』と掲げる佐藤先生。患者様の話を聞き、丁寧に説明することで診療時間が長引くことが多く、待ち時間が長くなることもしばしばあるとか。

このクリニックでも日帰り手術を行っているため、どうしても手術の説明に時間かかります。また治療に難渋されている患者さんも、説明に時間を要することが多くあります。
このクリニックの特長は、患者層が他のクリニックとは違うことでしょうか。通常は10代と70代あたりにピークがありますが、一番多いのは50代、60代の女性患者です。手の症状で来院される患者さんの多くは50代以降の女性です。そのためか受診された患者さんの年齢層では45歳から60歳までが当院で一番多い患者層になっています。また全体でも女性が63%を超えているのが特徴です。

取材に伺ったのは2020年11月中旬でした。

今年は春からコロナの影響を受け、最近はようやく学校が始まったので、部活動をやっている10代の学生も増えてきました。可能であれば、スポーツの実際の指導が出来ればいいかなと考えています。いかに怪我をしないで楽しくスポーツができるようにする為にはと考えると、スポーツ指導まで最終的には出来るようしないといけないし、それがひとつの目標ですね。

豊富な機器を取り揃えた リハビリテーション室

豊富な機器を取り揃えた リハビリテーション室

リハビリテーション室(理学療法スペース)

たくさんの物理療法機器を導入いただきましたのでその活用方法を伺いました。

オンパー(特注品)

リハビリの中の物療はあくまで、理学療法士や作業療法士が行う可動域訓練、筋力強化、筋肉を緩めるようなストレッチなど徒手療法の補助的な役割です。
特にオンパー(圧注浴装置)は術後のリハビリ時には患者さんの受けが特に良いです。
常に稼働していて、腱鞘炎の患者さんも可動域の改善が診られ、超音波だとプローブが当てにくい指の関節も全部フォローできます。
そのことで作業療法士や理学療法士によるリハビリテーションの効果を高めています。
多くの機器を導入したので、十分活用できるように作業療法士や理学療法士が活躍できる、運動器リハのしっかりできるクリニックにしていきたいです。

若いスタッフへの思いは

スタッフの皆様

まだまだ若い人が多いので、みんな一生懸命に新しいことを吸収して仲良くやってくれています。そういうことができる人たちが集まってくれていると思います。
何かしら自ら新しいことを吸収し学ぶ努力をすることで、本人・患者さん・クリニックのすべてが幸せになるかと思います。自ら発案して実行する意思は、将来につながると思っています。また、その様な環境を作ることが僕の仕事の一つかと考えています。

昨年の四月頃にマスクが手に入りにくかった時には、昼休みの時間を使ってスタッフ達と簡易マスクを作っていたとお話くださいました。受付にはクリアボードを、待合室・リハビリテーション室には空気清浄機を設置し、感染防止に十分ご配慮されておりました。


さとう整形外科

〒409-3866
山梨県中巨摩郡昭和町西条4129
https://www.310-seikei-clinic.com/
TEL 055-288-0265

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