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医療法人明寿会 はやしばら整形外科 (大阪府池田市)

継承してから今年で30年

理事長の 林原 卓 先生

先代のお父様から林原整形外科を引き継がれてから、2022年の7月で30年を迎えられる理事長の林原先生にお話を伺いました。

父の姿を見て医者になろうと思い、大学の研修で色々な診療科目の勉強もしましたが、父と同じ整形外科医を目指した最初の目標は変わることはありませんでした。


父が開業してから15年目のときに急な病に倒れたため、1年ほど間があきましたが、この林原整形外科を引き継ぎました。1年半程でしたが、いずれは交代することを考えていたので土曜日の半日、父と一緒に仕事をすることができました。大正生まれの古い人だったので、詳しく教えるよりも自分の姿を見て学べという感じでしたが、一緒に仕事をする中では言葉の使い方とか患者様への伝え方等の話を聞かされましたね。それこそレントゲンの説明の事とか。「レントゲンを撮らないと思ったら撮らないでいいから、撮ったら撮った分のお金をもらっているわけだから『しっかりと説明せなアカン』で」と。

患者様一人ひとりにきちんと説明をするともちろん診療時間が長くなります。それなので、私だけではなくスタッフと分担できるように、今はコロナ禍で難しいですが、勉強会はちょっと前までは院内院外含めて行っていました。今でも個別に理学療法士は勉強会をしていますし、時々私が気付いたときに個人的にお話ししたりしています。例えばお薬の内容とか。よく整形外科だったら骨粗鬆症のお薬の副作用で、絶対見逃したらダメなお薬もありますから、そういうお薬の状況を聞いてもらって、飲んでいてどうですかってことを看護師に聞いてもらったりしています。スタッフからのフィードバックも助かりますね、そういうのは。自分ではわからないことや気が付かないこともあるので。

運動療法スペース(1階リハビリ室)

運動療法スペース(1階リハビリ室)

スタッフの皆さんで分担をしながら患者様を見守っているとお話いただいた林原理事長。それでも診療時間が長くなることから、リハビリは10年程前、外来は2021年7月から完全予約制を導入しました。

今まではずっと、予約制じゃないときは、いらした患者様を全部受けるから、非常に時間がかかったりしていました。混雑状況に左右されることもない予約制にしてそれは解消できました。また、事前にいらっしゃる患者様がわかっているので、予約制にしてよかったと思います。

介護保険制度に先駆けて

医院の2階で通所リハビリテーションを始めたきっかけを教えていただきました。

整形外科をしているとやはりお年寄りの方がたくさん来られる。そのお年寄りの方がさらにまた時間が経って足腰弱ってきて、昔若かった患者様も歳をとってきているので、リハビリテーションをちょっとしっかりしないといけないなという思いから、25年位前ですかね、私が(林原整形外科を継いだ)30年前から3、4年ぐらいしてから、ハヤシバラ・リハビリテーション・システムと言う頭文字をとって、HRSと名付けて昼の休憩時間に僕と看護師と1人ずつで運動を指導する時間を設けました。その頃はまだ時間が余っていたので、ちょっと早めにそういうリハビリテーションをお昼の休憩時間にやり始めたっていうのが、最初の私の通所(リハビリテーション)のルーツです。そこから場所もスタッフも増えてきてという感じでした。当初はまだ理学療法士も柔道整復師もいなかったので、マット敷いたりとかボール使ったりとかしたのが最初でした。みんな結構来てくれて続けてくれていました。

脳ぽち(2階通所リハビリテーション)

グループ運動スペース(2階通所リハビリテーション)

2000年の介護保険制度の始まりと同時に通所リハビリテーションを開設されました。

今はスタッフも増えて、ずいぶん大きくなりました。これまでは、ケアマネの方とか介護施設とかまだまだ存じていただいてない方が多かったのですが、2020年4月に入った新しいスタッフがPRの勉強もして、広報活動を沢山してくれて、ここの施設を知ってもらうことができました。そういう人の力っていうのは大きいですよね。2020年7月には改築もしてスペースが広くなりました。コロナ禍でも改築の1週間以外は閉めることなく運営しました。介護施設に入っていて、外へ出たらダメという方には、スタッフのみんなで体操の冊子を作って、利用者さんに郵送で送ったりという工夫をしていました。みんな一生懸命やっていたと思いますよ。

感染予防対策が難しい中、休むことなく続けていくためのスタッフ皆様の努力を認めてらっしゃいました。

すべての年齢層に向けて

長年ご愛顧頂いている電気治療機器(1階リハビリ室)

セダンテ ネオ(2階通所リハビリテーション)

最後にクリニックへいらっしゃる患者様層についてお伺いしました。

ご高齢の方は午前中に多くて、あとはサラリーマンが午後からいらっしゃる。あと子供たちも。このコロナで、体育祭とか運動会とかができなくて、緊急事態宣言がいきなり解除されて、今まで運動してなかった子供たちが急に練習もせずにいきなり急に走るから、みんな肉離れしたり、太もも痛めたり。その週はずっと子供が多くてね。お母さんも心配するでしょう。まさか筋肉を使いすぎて痛くなったなんて頭にないから、何か別のところが悪くなったのではないかって。説明したら、「大丈夫です。」「わかりました。」ということでしたけど、そんな時期が10月位にありましたね。

きちんと説明することは患者様の不安を解消することだけではなく、ご家族へ情報提供をすることで怪我の予防などにもつながるので、しっかり説明することはこれからもっと必要になると最後にお話しいただきました。

リハビリスタッフの思い

取材中も笑顔が絶えないリハビリスタッフの皆様にも普段患者様に対応する際に心がけている点についてお話を伺いました。

● 患者様の1番の悩みを理解し、患者様の症例に合った運動療法であったり、日常生活の中での過ごし方などを提案しています。(理学療法士・林原先生)
● 常に笑顔でいる事を心がけています。どうしても、痛いからっていうこともあって(患者様の)気持ちが下がりやすいので、私たちが笑顔で接することは大切だと思っています。(理学療法士・中川先生)
● 僕はもう楽しいだけですね。楽しくリハビリする。基本、患者さんの好きな話であるとか趣味の話をして、あえて痛みには触れないよう、楽しく体を動かしていく感じです。(理学療法士・山田先生)
● 電気治療の担当をさせていただています、短い15分の時間の中で、患者様にゆっくりとリラックスしていただける雰囲気づくりを心掛けています。(リハビリ助手・谷元さん)

スタッフの皆様

皆さん共通して「笑顔で明るく」ということを心がけているようです。理事長先生から、スタッフ間で勉強会や情報共有する場を設けているとお伺いしましたがどのように開催しているのかをお伺いしました。

月に1、2回勉強会を開催しています。今気になっている患者様について、進捗が良くなっている人もいれば悪くなっている人もいるので、医師を含めてですが私たち理学療法士が密になって患者様を良くしていくためにという目的で勉強会をしています。

リハビリと通所リハビリの担当は兼任なのでしょうか?

リハビリ専任ですが、やはり医療と介護っていうのをつなげるためには私たちはキーマンであると思います。医療保険から介護保険に移られた患者様に、今後も運動習慣とか健康維持してもらうために、健やかに暮らしてもらうために。そういう意味で、二階の通所スタッフと一緒に勉強会の他にも、カンファレンスなども一緒に行うこともしています。

「『健康と笑顔の為に』という医院の理念があって、その理念としっかり向き合って行えていると臨床で感じています。何より患者様に笑顔で帰っていただけるような整形外科でこれからもありたいと思っています。」と締めくくっていただきました。


はやしばら整形外科

〒563-0042 大阪府池田市宇保町5-8
TEL:072-753-2333
https://hayashibara.info/

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