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いちはら整形外科 (埼玉県さいたま市)

代々医師家系のなかで

院長 市原 大輔 先生

さいたま市役所近くで2020年10月に整形外科を継承し、いちはら整形外科としてリニューアルオープンした院長の市原大輔先生に医師になったきっかけからお話を伺いました。

ひとつは父親も祖父も医師で、代々医師家系でした。私で16代目だと聞いています。祖母の医師への願望がとても強く、小さい頃から私に家系図を見せながら代々医師家系である事を聞かされていたのを覚えています。

幼稚園の頃から何となく塾に通わされていましたが、出来があまり良くなかったため、受験にはことごとく失敗し、何度も何度も両親や祖母の期待を裏切ってしまいました。高校受験でも志望校には合格できず、一から出直す事を当時通っていた進学塾の数学の先生に言われ、祖母には大反対されましたが、高校生活は山梨県で寮生活をする事になりました。寮生活は想像よりも大変でしたが、全国から来る生徒と接し、人間的に少し成長できたような気がしますので、選んで良かったと思っています。そんな学力でしたので、特に医師を目指すことはありませんでしたが、高校3年生の時に何がきっかけだったかは良く覚えていないのですが、医学部を目指すようになりました。しかしやはり1年間ではどうにもならず、1年間の浪人生活を経て何とか医学部に合格する事ができました。祖母がすごく喜んでくれた事を今でも覚えています。

代々整形外科だったわけではなく、父は整形外科、祖父は内科、初代は眼科だったそうです。整形外科に進もうと思ったきっかけは、大学5年生の病院実習時に整形外科を回った際に、若い入院患者さんも多く、病棟の雰囲気が明るく、怪我や痛みが治り、笑顔で帰っていく姿を見て惹かれたのと、手術を見学した際にそれまでテレビドラマで見ていたような外科の開腹手術とは異なり、大工さんのようにハンマーやボルト、ドリルを用いた手術を見て、衝撃を受け、自分もやってみたいと強く思ったのが決め手でした。

きっかけが患者さんを治したい!という強い使命ではなくてごめんなさいと正直にお話いただいた市原先生ですが、開業は医学部入試を決めて以来の一大決心だったそうです。

さいたま市とのご縁を結んで

さいたま市には2009年に大学の医局人事でさいたま市立病院へ赴任する事になった際に初めて住む事になりました。前勤務先である横浜みなとみらいにある病院の看護師達からは「ダサいたま」と言われて来る前はネガティブな印象でしたが(笑)、数年住んでみて家族全員がすっかり気に入ってしまい、2012年にさいたま市に自宅を購入しました。その後2015年に立川への異動が決まり、5年間往復3時間かけて通勤しておりましたが、通勤時間がもったいないと常日頃感じておりましたし、今後の赴任先の事など色々な不安もありました。そんな時に市立病院に勤務していた際に知り合った開業医の先生から数年ぶりに連絡があり、今回の継承のお話をいただきました。前院長とは直接面識はなかったのですが、他の先生の紹介で直接連絡を取り合うようになりました。

リハビリテーション室

お父様が未だ現役の勤務医ということもあり、メスを置くことに葛藤があったという市原先生ですが、開業することを決断しました。

それはそれはすごく悩みました。整形外科の中でも脊椎脊髄疾患が専門で、脊椎脊髄疾患を中心に手術を行ってきましたが、開業医になるということはメスを置くことになり、手術から離れることになる。

外科医としてどうなのだろうととても悩みました。ただ、脊椎の手術は他の手術と比較して手術時間が長くかかる事が多く、体力的にハードなのも事実で、同じ脊椎脊髄疾患を専門にしている同期と会うと、この先どうする?いつまで手術する?という話題になる事が多くなっていました。40歳を過ぎると老眼などの視力の問題も出てきます。脊椎の手術はとても繊細で、一つ間違えば半身不随になる可能性もある手術ですから、個人的には50-55歳くらいが限界なのかな?と感じておりました。今回自宅に近い所でお話をいただいたという事も何かのご縁と思い、医学部を目指した時以来の一大決心で開業を決めました。父親は昭和19年生まれですが、町田の病院で今も現役の勤務医です。専門が私と同じ脊椎脊髄でまだ手術も執刀しているようです…。ちょっと驚いてしまいます。ずっと勤務医でやってきた父親だから、私が勤務医を辞めて開業医になるなんて言ったら、きっと大反対すると思っていましたので、いつ言おうかタイミングを窺っていたのですが、いよいよ決断しなければいけない時期になり、仕事帰りに実家に寄り、夕飯を一緒に食べながら、話を持ちかけました。やはり最初はびっくりしていましたけれど、数回食事を重ねる間に自分で決めた道だったらいいんじゃないかと言ってくれ、最終決断に至りました。

コロナ禍でのリニューアルオープンで

開業するにあたっての葛藤はメスを置くということ、手術から身を引くということだけではありませんでした。経営に関する知識がない自分が大丈夫かな?とか。あとは責任ですよね。雇われている側から雇う側になって責任感が全く違うのだろうなとかを考えていました。なんとか一年目は無事に経過しました。2020年2月から前院長との話し合いが始まり、医局の人事の都合もあり、開院は10月という事になりました。その頃にはコロナウイルスも落ち着いているだろうと考えていたのですが、甘かったですね。早く安心して受診できる世の中になって欲しいです。前院長はご高齢であったため、半日のみしか診療を行っていませんでしたので、開院当初、患者さんはとても少なかったです。院内の掃除ばかりしていました(笑)

患者さん集めに最初はご苦労があったという市原先生の患者さんに対する思いをお伺いしました。

今までは手術という最終手段が自分にはありましたが、これからは手術以外の自分の出来得る限りの治療法で何とか対応し、可能な限りここで解決してあげたいと思っています。

ですから整形外科疾患以外のことでも、相談されたら極力できることはやってあげたいと思っています。開院当初は引き継ぎのご高齢の方が多かったのですが、最近はお子さんの怪我も増えて来ています。午後は3時からの診療ですが、看護師がここは小児科ですか?って言うくらいお子さんが多くいらして賑わっています。私は子供が好きなのでお子さんが多いのは、診察していて楽しいです。

お子さんが怪我をした時にどこの診療科目に行けばいいかわからない親御さんたちは、まずは断らずに診てくれるという先生を頼り、患者さんが増えてきているのだと思います。

急性期にも使用できる治療機器

SSP複合治療器 アステオ

最後に弊社の治療機器についてお話を伺いました。
総合病院ですとなかなか電気治療器を扱っている施設が少ないと思いますので、今までは頼ったことがありませんでしたが、薬物治療だけでは取れない痛みも取ってくれるので、大変助かっています。最近導入した機器は、慢性疾患だけではなく、急性期の腫脹などがある際にも使用可能なため、大変重宝しています。お子さん達も刺激が少ないため、あまり嫌がることなく治療を受けてくれています。

水圧マッサージ器 アクアキューブ

また、同時に導入したウォーターマッサージ器も評判が良く、治療の幅が拡がったので、購入して良かったと思っています。今後も超音波治療器など治療の幅が更に拡げられるよう導入を検討して参りたいと思っております。



今後の要望ですか?私の知らない治療機器もたくさんあるかと思いますので、勉強会をお願いしたいです。営業担当の方はアポなしで(笑)まめに来ていただけるので、大変助かっています。そういった配慮は、信頼関係にもつながりますので、とても重要なことだと思います。今後ともよろしくお願い致します。

手術以外の治療方法として電気治療を含めた物理療法を選択いただいていると聞いて、とても光栄です。これからも機器の活用方法などサービスの提供をして参りたいと思います。


いちはら整形外科

〒330-0062 さいたま市浦和区仲町3-13-9
TEL: 048-822-2312
https://ichihara-seikei.com/

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