メディカルフィットネス施設とは

メディカルフィットネス施設について紹介します。

生活習慣病の予防・改善を実施

メディカルフィットネス施設とは、病院・診療所に併設される運動施設で、そこでは主に生活習慣病の予防・改善を実施します。専門の医師による『運動処方箋』を元に健康運動指導士が個別に運動プログラムを作成するため、通常の運動施設以上に安全な運動方法が提供されます。

生活習慣病は、近年国家レベルで取り組む必要がある問題となってきました。 生活習慣病予防に対する医療機関のより積極的な関与が求められており、その取り組みを後押しするために法律、診療報酬が改定されています。中でも医療機関は、生活習慣病予防、疾病予防のための施設であるメディカルフィットネス施設と機能訓練室を共用できるようになりました。

運用メリット

フィットネスクラブのような大掛かりな設備が必要?

いいえ。メディカルフィットネスは、フィットネスクラブのような大掛かりな設備は必要ありません。
日本メディックスでは、地域のかかりつけ疾病予防施設、運動施設として、できるだけ初期投資の少ないコンパクトな施設をご提案します。また、医療法人の方々にとって、メディカルフィットネスを実施するにあたり、以下のようなメリットが挙げられます。

差別化

  • 他の医療機関との差別化を行いやすい。
  • より総合的な医療機関を目指していける。
  • 地域に対してもっと存在をアピールしていける。

メディカルフィットネスを実施するために必要な人員(スタッフ)・設備条件

人員(スタッフ)

健康運動指導士(最低1名)

※その他のスタッフとして、健康運動指導士に準ずる能力を有する者とは…健康運動実践指導者などです。

設備

  • トレッドミル、自転車エルゴメーターその他の有酸素運動を行うための設備
  • 筋力トレーニングその他の補助運動を行うための設備
  • 背筋力計、肺活量測定用具その他の体力を測定するための機器
  • 最大酸素摂取量を測定するための機器
  • 応急の手当を行うための設備

メディカルフィットネスの対象者

  • 生活習慣病またはその他の疾病にかかっている方。
  • 血圧が高いなど、生活習慣病予備軍の方。
  • その他の疾病予防の必要性の高い方。

メディカルフィットネスにおける運動療法実施の流れ

Step 1 医師による問診、診察

現在の体調、既往歴(過去の病歴など)、現在の疾病の状態、血圧、生活習慣、運動歴、食習慣 等。

Step 2 諸検査

血液検査、胸部レントゲン、心電図、運動負荷試験、体脂肪測定、動脈硬化測定。

Step 3 運動処方箋の作成

管理栄養士による栄養相談。運動量(強度)、運動の種類、1週間の運動回数、個々の体力に合わせた運動メニューの作成。

Step 4 運動療法実施

施設で運動(週1~3回)を開始。

Step 5 効果判定

3ヵ月周期の体力測定(筋力、持久力)。血液検査、運動負荷試験などのデータをもとに効果判定を行い、その後の運動プログラムの見直し、作成。

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