Interview 2020 Tsukuba, Ibaraki
Care / welfare facilities

Stroke medical rehab (Tsukuba, Ibaraki)

Client:Stroke medical rehab

取締役代表医師:小野間 優介 先生
Representative director / physician: Yusuke Onoma
理学療法士:市川 純士 先生
Physical therapist: Junji Ichikawa

茨城県つくば市研究学園駅から徒歩4分、大型ショッピングモール「イーアスつくば」内に開設された自費リハビリ施設『脳梗塞メディカルリハ』。

近年着目されるようになったリハビリ施設の形態です。

取締役代表医師の小野間 優介 先生、理学療法士の市川 純士 先生にお話を伺いました。

[小野間先生] ご存知の通り、現在のリハビリテーションは、医療保険と介護保険の2本立てになっています。入院期間の病棟にいる間は医療保険で、退院後生活期に移行した人は介護保険で賄いましょうという流れになっています。

生活期に移行した際は、介護保険でデイケアや訪問リハビリなどがありますが、高齢者の方を対象としており、機能を維持していくというのがほとんどです。

私自身、現在も回復期の病棟で臨床医として携わっていますが、患者さんの2~3割は40~60代の方で、回復期が終了してももっとリハビリを続けた方が良いという人で占めています。私も単位調整をしていく中でこういった患者さんに対し、「ではこの先のリハビリは…」という提案が難しく、困っているという現状がありました。

こういった人たちの行き場が、現在は無いというのがまぎれもない事実になっています。

実際、この施設には回復期リハ期間を終えダイレクトに来られる方もいらっしゃいますが、それとは別に、長年後遺症に悩んでいるのに受け皿となるリハビリ施設が無かった。という方がいらっしゃることもあります。「行き場のない患者さんが本当に困っていらっしゃる」ということをあらためて痛感しています。

より多くの方によりよいリハビリを提供し、健康で夢を持てる社会を実現することが我々のミッションだと確信しています。

モビラ(特注品)
Mobila (custom)

Move with Mobila

[小野間先生] スリングで(吊るすことで)重力による影響を無くし、水平方向などへ狙ったトレーニングができます。セラピストの手を煩わせずできるという点で、トレーニングやセラピーの幅が広がりますから非常に有効性が高いと思います。

[市川先生] 動作訓練の際に、不要な筋緊張を解くための支持や、訓練姿勢を変える時の介助など、モビラのスリングは我々セラピストの手で行わなければならない動作を賄ってくれます。





一人のセラピストではできない、頭と手を同時に動かす訓練などが可能になり、利用者さんからは「こんな練習はやったことない」という反応が得られたりします。効果もしっかりと出ているので、モビラのおかげと思います。麻痺のある方は何もないところでリハビリを行うと不安定だけれども、ちょっとした支えを加えてあげることで、また違うアプローチの訓練になったりします。セラピストのアレンジにもモビラは対応してくれます。

Change with HVMC Delta

[小野間先生] 関節運動などを改善するにはインナーマッスルに作用させなければならないことがかなりあります。インナーマッスルを鍛えることや、刺激を与えることはなかなか難しいです。HVは深層筋まで狙って収縮をさせることができるので非常に便利ですね。

MCの場合は損傷治癒促進や全身コンデショニング(MCC)で使用しています。低周波のような刺激感が無いので、リラックスしてもらいながら流すという使い方をしています。

[市川先生] HVはモビラと一緒に使用しています。スリングを使用しながらの訓練の時に反応が弱い場合HVプローブでアプローチします。

弱い反応だった時にONにし、スリング支持だけでは出せなかった反応を強く出すための筋肉を動かします。





利用者さんご自身も「あ!この動きね」と動かし方を思い出し、もう一度HV無しの状態で行うと、反応が弱かったのがしっかりと出せるようになります。利用者さんからも、「足がすんなりと出せるようになった」などの声がありました。

MC(MCC)は自律神経系の調整を目的として使用しています。姿勢がかなり悪い人は、自律神経のアンバランスな働きに起因していることが考えられます。ある利用者さんは、寝たきりで表情が強張っており、失語症のような状態でした。回数を重ねていくうちに、表情筋が和らいだのか笑みも出てきました。その後も続けていくうちに発話まで回復した患者さんもいました。これは私たちも驚きましたが、しっかりと効果が出ているということだと実感しました。

導入いただいた機器が、利用者様の改善にしっかり貢献できている様子をお伺いすることができました。