整形外科に進んでみて
院長の赤荻 博先生「はじめは、田舎の学校でたまたま成績が良くて、親も子供を医者にしたいみたいなところがあって、じゃあ医学部目指してみるかっていう感じでした。でも、高校卒業の頃は成績が落ちちゃって、医学部なんて夢のまた夢。浪人の時は必死に勉強しましたよ。格好のいいこと言ってましたから…。だから、医者になりたいという特別強い希望があったわけではなかったんです。でも、いざなってみるといいんですよ。やり甲斐があって」
笑顔で穏やかにお話してくださった「あかおぎ整形外科クリニック」院長、赤荻博先生。筑波大学をご卒業後に、筑波大学関連病院に勤務医としてお勤めになり、出身地の茨城県境町の総合病院の整形外科科長として勤務後、平成28年7月にご開業されました。
「先輩、後輩の先生、看護婦さんや技師さんと協力しながら患者さんのためになるようにと、一所懸命考え、最善の治療を選択して、思うように患者さんが良くなってくれた時には、医者になってよかったなと思いますね。それに、私の周りの人たちはとても真面目で勉強熱心だし、一緒にいるだけでとても刺激になるんですよ。こういう環境はそうそうないですよね。みなさんに助けられながら今まで続けてきています。実は整形外科に進んだのも友人に誘われたからなのですが、この選択は大正解だったと思っています。もともと絵を書いたり、ものを作ったりするのが好きだったので、痛んだ関節を取り替えたり、切れた腱を縫い合わせたり、骨を削ったり、プレートで留めたり、そういう作業が性に合っているのだと思います。切れた腱や、折れた骨をうまくつないで、患者さんがまた元のように動けるようになるのを見るのはいいですね。手術の成績は、うまく動くか、うまく動かないか、患者さんに厳しく評価される。ごまかしが効かないところもいいですね」
先程よりも力の入ったお話をされる赤荻博先生。本当に整形外科医になられて良かったということが伝わってきました。
“患者の訴え”を正確にとらえる
「“患者さんの訴え”を十分に理解するということを心掛けています。
“痛い”という訴えも患者さんそれぞれで表現方法や訴え方が異なります。『この人は、どんなことを伝えようとしているのか』ということに耳を傾けるようにしています。言葉に表せられないその奥にある本当
の訴えは何なのか、うまく表現できるように、こちらから問いかけて“呼び水”を与えながら、訴えを引き出してあげるように心がけています」
いろいろな患者さんに対しても、見落としがないよう、しっかりと診察をおこなうことに日々努力されていらっしゃいます。
こだわったのは『みどり』
赤荻先生とスタッフの皆さん「医院を建てるにあたって、こだわったところは『みどり』ですね。私
は“ヤブ医者”なので、植木を植えたり、剪定したりするのが好きなんです。敷地の木が生長して木陰ができて、虫や小鳥が集まって来るような、公園の中にクリニックがあるみたいな感じになるといいなと思っています」
赤荻先生がおっしゃるとおり、医院の周りには緑の木々や芝生がたくさんあるので、気持ちがとても休まりました。駐車場もとても広いので、患者さんも安心して車を止めることができます。
スタッフについて
「スタッフは、それなりに経験をしてきた人を採用しているため、ベテランの方が多いです。自分の方が教えてもらうこともたくさんあり、本当に助かっています。非常に優秀な方達が来てくれました。開業して2ヵ月経ちますが、たくさんの患者さんに対応ができていて、大きなトラブルもなくやっていられるのもスタッフのおかげです」
本当に良いスタッフに恵まれていらっしゃるのでしょう。赤荻先生は、とても嬉しそうなお顔でお話をされていました。
リハビリへの取り組み
「この地域は総合病院を含めても整形外科医は数える程しかいません。そのため、学校や職場で怪我をした場合でも整形外科に掛からず、“湿布を貼っただけ”で適切な治療がされていない場合が多く見
られます。今は外傷の初期対応について、理学療法士と一緒に治療はもちろん、啓蒙にも力を入れています。リハビリでは怪我をしたお子さんについては、早期スポーツ復帰と再発予防、ストレッチやトレーニング方法を身につけてもらえるようにリハ室スタッフと協力して指導しています。年齢を問わず、筋肉トレーニングや、柔軟性を高めることは、腰痛や転倒による骨折などの整形外科疾患の予防に役立ちます。治療はもとより、疾病の予防、コンディショニングという観点からもリハビリに理学療法士は必要と考えています」
理学療法士の必要性について、お話をいただきました。
「スポーツ選手とか若い子供達には、活躍できるタイムリミットというものがあります。中学や高校は、それぞれ“3 年間”という期間の中でとなる訳ですから、ロスの時間をなるべく少なくしてあげること、さらにはロスを発生させないように指導することが重要と考えています」
赤荻先生ご自身も野球などスポーツをされるということで、スポーツをする子供達には格別な思いがおありのようでした。