Support to restore patients' motor function

「父が外科の勤務医、母が眼科の勤務医という家庭環境で育ってきましたので、私自身、両親の職業をとても身近に感じていました。実際に診療している姿を見ること自体はありませんでしたが、小さい頃からよく医療の話を聞かされていたこともあり、子どもながらに医師という仕事に対しての意識はあったのだと思います。若い時は医師のほかにもいろいろな職業を考えましたが、最終的には、やはり医業を選んだのは、周りの環境が大きく影響したと思います」
「研修医だった頃に、整形外科医になろうと思いました。整形外科というのは広い範囲で患者さんの全身を診る科であり、患者さんの運動機能を取り戻すお手伝いをしながら、日常生活ができるようになる過程を見守ることができます。また、元気になって退院していく姿を見る機会が多いというところにやりがいを感じます」
と穏やかな口調で医師を目指されたきっかけをお話くださった「うえまつ整形外科・リハビリテーション科クリニック」の院長、松崎先生は、大学をご卒業後は名古屋大学に入局され、長野赤十字病院の整形外科副部長を経て、長野県長野市に平成27年5月にご開業されました。
A figurine of Dr. Matsuo, from that connection
A modern, refined facility
クリニックの入口から中へ進むと、洗練された雰囲気の素敵な待合室が広がっています。ゆったり座れる広いソファや、やわらかな暖色の照明に、気持ちが和らぎます。
「病院らしくなりすぎず、居心地の良い空間にしたいという思いがあり、暖かい色合いの内装にしました。
完全バリアフリーで、車椅子やベビーカーの患者さんも楽に通院していただけます。院内のディスプレイやインテリアは妻に任せています。クリニックを作る時の設計やレイアウトも彼女が手がけてくれました。
開業当初から、特に待合室は“病院らしくない”雰囲気を意識しています。患者さんは痛みや不安な気持ちを抱えて来院される方が多いので、少しでもリラックスし、安心感を持ってもらえる環境作りが重要だと考えています。開業準備時には、どちらかといえば私は治療に使用する機器などを重点的に選びました」
A calm waiting room with soft indirect lighting
Better care from the patient's point of view
松崎先生と明るく仲の良いスタッフの皆さん 「患者さんからの『痛みが和らいで楽になった』、『有難う』という感謝の言葉は、私たちスタッフにとって何よりの喜びであり、また励みとなっています」「患者さんは65歳以上の高齢者が全体の約8割を占めています。この地域は高齢者の方が多いので、骨粗しょう症の方も非常に多いです。特に高齢の女性には検診を勧めるようにしています。骨粗しょう症は、基本的に自覚症状がないため、正確な骨密度測定による早期発見・早期治療が非常に重要となります。高齢者にとっては、足腰の骨折などが寝たきりの原因になることもあり、そのせいで介護が必要になったりすると、患者さんのみならず、患者さんの御家族全体の生活の質が下がってしまいます。この地域において介護が必要な方を少しでも減らせるよう、できるかぎりのお手伝いをしていけたらと思います」
患者さんの立場を第一に考えて、より良い医療を提供することに力を注がれている松崎先生。高齢の患者さんにふさわしい医療の提供と、日常生活訓練による生活動作の維持や改善を図り、生活の質の向上に努められています。
QOL(生活の質)の向上につながるリハビリを目指して