蓄電池 ポータブル電源

いま医療・介護現場にポータブル電源が必要な理由

近年の災害や大規模停電では、高齢者施設や医療機関が電源を失い、ケアや診療に大きな支障が出た事例が多く報告されています。これを受けて、社会福祉施設や医療施設向けの非常用電源整備を進める動きが広がっています。一方で、非常用発電機は設計や設置工事、点検コストが重く、小規模施設やクリニックでは導入をためらうケースも少なくありません。そこで注目されているのが、必要な時にすぐ使え、屋内でも安全に設置できるポータブル電源です。

医院での活用シーン

医院では法令に基づき非常用発電機の設置※が進んでいますが、すべての電源をカバーできるとは限りません。電子カルテ端末、薬用保冷庫、トリアージ用照明など、補助的な電源が欲しい場面は多くあります。

ポータブル電源は、次のような用途に適しています。

  • 電子カルテ端末や受付システムの一部を維持し、診療を縮小しながら継続
  • 薬用保冷庫の予備電源として、温度管理が必要な薬剤を保護
  • トリアージエリアや臨時待合スペースでの照明、Wi-Fi、連絡手段の確保

災害拠点病院だけでなく、地域の診療所やクリニックでも、ポータブル電源があることで地域医療の継続性が高まり、防災計画の信頼性も向上します。

※施設の規模や入院施設の有無によって異なります。

介護施設での活用シーン

介護施設では、停電や災害時に「最低限どの機器を動かすか」が重要になります。実際に、介護施設ではレセプトコンピュータや見守り機器、照明などのバックアップ用にポータブル電源を導入する例が増えています。

想定される利用シーンは次の通りです。

  • 吸引器や酸素濃縮器など、優先度の高い医療機器のバックアップ
  • 入居者の安全確保に必要なナースコール親機、見守りセンサー、Wi-Fiルーターの給電
  • 夜間避難時の照明や連絡用スマートフォンの電源確保

ポータブル電源であれば、こうした機器に数時間から半日程度の電力を供給し、復旧や本格的な避難までの「つなぎ」として機能します。

停電時でも“必要なところだけ”すぐ動かせる

ポータブル電源は、機器コンセントにつなぐだけで電気を供給できる蓄電池です。施設全体に電気を回すことは難しくても、「命を守るポイント」に電源を集中的に回すことができます。

「全部を守る」のではなく「一人ひとりの命を守る機器」を優先して動かせることが、ポータブル電源の大きな価値です。

災害時の“暑さ・寒さ”から利用者を守る

高齢者にとって、夏場の熱中症や冬場の低体温は命に直結します。停電時にエアコンや冷風機、暖房がまったく使えない状況は避けなければなりません。大容量タイプのポータブル電源であれば、

  • 小型エアコンやサーキュレーター
  • 電気毛布や小型ヒーター

などを「避難部屋」「重度者の居室」といった一部のエリアで稼働させることができます。これにより、熱中症や脱水、体調悪化のリスクを大きく下げられます。

BCPの策定に役立つ

2024年4月から、介護施設には業務継続計画、いわゆるBCPの策定が義務化されました。多くの施設で「停電時にどこまでサービスを継続できるか」が課題になっています。

ポータブル電源は、「何台導入すれば、どのフロアのどの機器を何時間動かせるか」「避難訓練や防災訓練でどのように運用するか」といった形で、BCPに具体的な数字と手順を書き込めます。

安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン採用

万一セルが破損しても発火しない高い安全性、世界の車メーカーで使用されている高い信頼性のリン酸鉄リチウムイオンを採用することで、3500回(残存70%以上)※を超える長寿命を実現しました。

※一般的なリン酸鉄バッテリーセルは仕様上、充電サイクル2000回で80%程度、3000〜4000回で70%程度の残存性能となります。

ASAGAOリン酸鉄バッテリーと他社三元素バッテリー比較動画

施設が導入前に確認すべきポイント

必要な機器と時間を決める

  • どの利用者の、どの機器を、何時間守りたいか
  • どのフロア、どの部屋を「優先エリア」にするか

状況を整理することによって、必要な出力と容量が見えてきて、「どの容量のポータブル電源を、何台導入すべきか」という具体的な検討に進むことができます。

介護施設や医院がポータブル電源を備えることは、利用者や患者の命を守るだけでなく、「この施設なら安心できる」という信頼にもつながります。災害時の備えとして、そして日常の安心のために、BCPの見直しや防災訓練のタイミングで、自施設に最適なポータブル電源の導入を検討してみませんか。

超大容量モデル

超大容量モデル AS9700
超大容量モデル AS9700
型番AS9700本体重量約130kg
サイズ(mm)W815×D591×H508電池種類リン酸鉄リチウムイオン
蓄電容量9,792Wh充電サイクル6,000回後 80%以上維持
増設時最大容量29,376Wh(最大2台増設可能)使用環境温度-10~45℃
動作温度範囲0~45℃保証期間3年

AC出力(合計6ポート)

AC出力 100V単相(4ポート)100V・20A 定格2000W×4ポート(上下ポート合計出力3000W以内)。瞬間最大6000W / 50・60Hz対応。100V・110V設定可能。4ポートで合計6000Wまで出力可能
AC出力 200V単相(2ポート)200V・30A 定格6000W×2ポート(2ポートで合計6000Wまで出力可能)。瞬間最大12000W / 50・60Hz対応。200V・220V設定可能
DC出力USB-C1 PD100W×1 / USB-C2 20W×1 / USB-A Quickly charge 18W×1
パススルー・自動切替機能停電時、10ms以内で切替可能。100V入力時は100V出力のみ対応 / 200V入力時は200V出力のみ対応

200V 5000W超高速充電を搭載・2.5時間でフル充電が可能

3.7kWソーラー充電にも対応

ACコンセントで急速充電する以外に合計3700Wソーラー充電にも対応可能で、クリーンなエネルギーを使って、自立した電源環境を簡単に構築することができます。さらに、XT60入力(12V~30V・10A)も対応しており、車などからの充電も利用可能です。

AC充電(100V)1500W最大 50~60Hz 100V(フル充電まで約7時間)
AC充電(200V)5000W最大 50~60Hz 200V(フル充電まで約2.5時間)
PV高圧充電2500W最大 120~450V・20A(PV低圧と同時充電可能)
PV低圧充電1200W最大 10~50V・30A(PV高圧と同時充電可能)
XT60充電11.5V~30V / 10A(XT60充電とPV低圧充電は同時にできません)
同時最大充電電力PV高圧+商用電源:MAX5000W / PV高圧+PV低圧+商用電源:MAX6200W

超大出力 定格6000W・100V/200V同時に対応

6000Wの高出力・100V/200V AC出力に対応しており、電動工具、業務用冷蔵庫、高出力IH調理器具などの電化製品からパソコンなどの電子機器まで幅広く使用可能です。また、専用アプリまたは手動※での50/60Hz切替えに対応しており、周波数固定の工作機械なども使用可能です。

別売の増設バッテリーをパラレルケーブルで接続することで容量を拡張できます。最大2台の増設バッテリーに対応しており、合計で最大29,376Whまで拡張可能です。

容量と使用時間の目安

容量(接続電化製品)本体のみ 9,792Wh+増設1台 19,584Wh+増設2台 29,376Wh
定格電力100W相当製品(デスクトップPC等)約100時間約200時間約300時間
定格電力50W相当製品(液晶TV等)約60時間約120時間約180時間
定格電力300W相当製品(冷蔵庫等)約28時間約56時間約83時間
定格電力700W相当製品(エアコン等)約12時間約24時間約36時間
定格電力1000W相当製品(ドライヤー、電気ケトル等)約8時間約17時間約25時間

使用状況が一目でわかるLCDパネル

バッテリー残量、使用可能時間、充電状況、各使用端子の電力状態など、本体の状態をLCDパネルで一目で確認可能です。すべてのポートがOFFの状態で一定時間が経過すると、省電力モードが自動的に作動します。LCDパネルの輝度が低下し、さらに時間が経つと本体が自動的に電源OFFになります。

大容量/中容量モデル

AS2000-JP
AS2000-JP
AS1000-JP
AS1000-JP

AS2000-JP 紹介動画

AS1000-JP 紹介動画

型番AS2000-JPAS1000-JP
サイズ(mm)L355×W227×H347L340×W262×H192
蓄電容量1,920Wh(48V)1,008Wh(22.4V)
充電サイクル2,000回後 80%以上、3,500回後 70%以上
本体重量20.5kg11.7kg
電池種類リン酸鉄リチウムイオン
AC出力100V-120V×4ポート 50/60Hz / 定格2,000W(サージ5,000W)純正弦波 / 過負荷・短絡保護機能搭載 / αBOOSTモード:2,800W MAX100V-120V×2ポート 50/60Hz / 定格1,000W(サージ3,000W)純正弦波 / 過負荷・短絡保護機能搭載 / αBOOSTモード:1,800W MAX
USB出力USB-Aポート×1(12W) / USB-A急速ポート×2(AQC3.0、28W MAX) / USB-C急速ポート×2(5~20V/5.0A、100W MAX)
ACC出力ACC(車載アクセサリ)ソケット×1(13.2V/10A、132W MAX)
ワイヤレス出力ワイヤレス充電ポート×1(15W)
DC出力DC5525(センタープラス)ポート×2(13.2V/10A、132W MAX)
使用環境温度-10~45℃ ※結露なきこと
充電温度範囲0~40℃ ※結露なきこと
長期保存時推奨充電率50%〜70%(高温高湿を避けて保管)
メーカー保証期間5年間 購入より36ヶ月+会員登録で更に24ヶ月を追加(日本国内にて日本語サポート対応)5年間 購入より24ヶ月+会員登録で更に36ヶ月を追加(日本国内にて日本語サポート対応)

充電回数/使用時間の目安(AS2000-JPの場合)

機器消費電力目安
冷蔵庫300W8〜16時間
電子レンジ1,000W1.6〜2.8時間
炊飯器170W5.8時間以上
液晶テレビ120W8時間以上
電気自動車(16A)1,800W5〜8km
ドローン60W25〜36回
ドライヤー1,400W1.2〜6時間
ノートパソコン60W23回以上

充電回数/使用時間の目安(AS1000-JPの場合)

機器消費電力目安
冷蔵庫300W2〜12時間
電子レンジ1,000W0.5〜1時間
炊飯器150W4時間以上
液晶テレビ120W6時間以上
電子ケトル1,000W0.5〜1時間
ドローン60W12〜15回
ドライヤー1,400W0.5〜4時間
ノートパソコン60W12〜15回

ASAGAO冷蔵庫モード

冷蔵庫など一部の電気製品は庫内の温度が設定値に達したり、一定の条件下になると休眠状況(消耗電力が5W以下)になるものがあります。一般的なポータブル電源は出力が低電力の場合、省エネモードに切り替わり、一定時間経過後に電源がOFFになってしまうものがあります。こういった現象を防ぐため、ASAGAO製品はAC出力が5W以下での電源維持時間を専用アプリで【常時ON】から30分および1時間単位で設定が可能なので、休眠状態への切り替えがある電気製品でも安心してお使いいただけます。直感的に理解しやすいように、冷蔵庫モードはアプリ上で【AC出力が5ワット以下での待機時間】として表示されます。

冷蔵庫モードご説明

ASAGAOのパススルー・自動切替について

独自の位相追従システム搭載

ポータブル電源は、商用電源と電化製品の間に接続することで、急に停電になった場合に商用電源からポータブル電源への切り替えが行われ、電化製品に連続的な電力供給ができる機能がBCP対策として広く愛用されています。この場合、ポータブル電源の機能が下記の二つになります。

A:停電時

商用電源からポータブル電源出力に切り替わります。切り替え速度が遅い場合、ポータブル電源に接続する電化製品が電源OFFになるため、この時、一番大事なのは切り替えの速度となります。ASAGAO製品の切替時の速さは業界最速です。AS1000-JPの実測定切替速度は4ms(0.004秒)、AS2000-JPの実測定切替速度は5.4ms(0.0054秒)です。

B:電源復帰時

ポータブル電源から商用電源出力に切り替わります。この場合、ASAGAO製品の切り替え速度は3ms(0.003秒)で最速ですが、切り替え速度よりも重要なのは、ASAGAO製品が切り替える前に商用電源の電圧と位相を合わせてから切り替えていることです。

日本メディックスでは、ポータブル電源導入にあたりご要望のヒアリングから製品の選定、導入まで一貫して対応させていただきます。お気軽にお問い合わせください。

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